【つらい】キッチンリフォームの失敗事例8選

「キッチンリフォームの失敗例はどんなものがある?」「キッチンのデザインや大きさに悩む」「費用が大きくかかるため後悔のないようなキッチンにしたい」などと考えたことある方は多いのではないでしょうか?
キッチンリフォームをする際には、理想のリフォームを実現したいと考える方が多いでしょう。しかし、キッチンリフォームには注意すべきポイントが数多く存在します。

今回は、キッチンリフォームの失敗例や失敗しないための対処法、キッチンの種類などをご紹介します。

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住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

キッチンリフォームの失敗例8選

ここでは、キッチンリフォームの失敗例8選をそれぞれ詳しく解説します。

リフォーム費用を抑え過ぎて思うようなキッチンにならなかった

キッチンリフォームにおいて最もよく起こる失敗は、予算を抑えすぎて理想のキッチンにならないことです。

費用を気にして欲しかった機能を省いたり、見た目が安っぽくなったりすることがあります。

また、キッチンにだけこだわり他の空間のリフォームを怠ることで、不調和な空間になるケースもあります。

リフォームの際はコストと妥協点をよく考慮してバランスを取ることが大切です。

こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用を分かりやすく解説しています。

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キッチンの色が部屋の雰囲気と合わなかった

キッチンや部屋のリフォームにおいて、色の選択に重点を置くことは注意が必要です。色だけに注目してしまうと、既存の家具や家電とのバランスが悪くなったり、部屋全体に圧迫感が生じる可能性があります。

そのため、キッチンの色、クロス・壁の色、家具・家電の色を単独で考えるのではなく、実際に組み合わせて考えることが重要です。

白系で統一することで清潔感が溢れ、明るいイメージのキッチンに仕上がります。また、ブラウン・木目系の色も人気で、落ち着きがあり高級感を演出することができます。

家事動線が悪くなってしまった

キッチンリフォームにおいて、冷蔵庫の設置場所が悪くて料理がしにくくなるという話はよく耳にします。

失敗を避けるためには、ワークトライアングルの概念を考慮すると良いでしょう。ワークトライアングルとは、シンク、コンロ、冷蔵庫を結ぶ三角形のことです。

具体的には、この三角形の辺の合計が510cmになるように配置し、できるだけ正三角形に近づけることで理想的な家事動線を形成できると言われています。リフォームを検討している方は、ワークトライアングルを意識して、使いやすいキッチンを設計すると良いでしょう。

こちらの記事では、ワークトライアングルやキッチンのおすすめサイズについてを詳しく解説しています。

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キッチンの中に2人以上入れない

主にI型キッチンや対面型のキッチンにおいて、複数人で利用する場合に起こりやすい失敗があります。

2人以上でキッチンを使いたい場合は、作業中の人の後ろを通る必要があったり、物を取るためにすれ違ったりすることがあるため、必要なスペースを確保することが重要です。

また、冷蔵庫の設置においては、食器棚の奥行きよりも冷蔵庫の奥行きが大きくなることがあり、通路を圧迫する可能性があります。冷蔵庫を設置する際には、通路に十分なスペースを確保することが大切です。

デッドスペースができてしまった

デッドスペースの発生は、L型キッチンの際によく見られる失敗です。

L型キッチンは、コンロとシンクがL字型に配置されているため、作業動線が短くて便利な一方で、元々作業スペースが少ない場合があります。特にL型の角の部分は、奥行きの兼ね合いもありデッドスペースになりがちです

これを避けるためには、必要な作業スペースを事前に把握し、計画する際に考慮してもらうことが重要です。しっかりとプランニングすることで、L型キッチンでも使い勝手の良いスペースを作ることができます。

こちらの記事では、L型キッチンのリフォームの費用や特徴などについて詳しく解説しています。

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アイランドキッチンにリフォームしたらリビングから丸見えになってしまった

アイランドキッチンは子育て世帯を中心に人気があります。リビングの家族の様子を調理しながら確認できるため、視界が広く開けていて周りの様子を見渡すことができます。しかし、同時にキッチンの状態も見えてしまうというデメリットもあります。

そのため、見せる収納を活用したり、こまめに片付けを心掛けたりしてキッチンをきれいに保つことが重要です。

掃除や片付けが苦手な方は、アイランドキッチンを導入する際に、手元を隠す壁を設置したり、カップボードを設けて収納スペースを広く確保するなどの工夫を行いましょう。これらの対策によって、快適で使いやすいアイランドキッチンを実現できます。

こちらの記事では、アイランドキッチンのリフォームによくある後悔や費用・工期などを詳しく解説しています。

アイランドキッチンの後悔とよくある失敗事例をリフォームのプロが解説

人造大理石の天板にしたらシミが目立ってしまった

人造大理石の天板は高級感やおしゃれなデザイン性があり、多くの人がキッチンに取り入れたいと考えています。

しかし、その天板はこまめな掃除をしなければシミがつきやすく、耐熱性や耐久性にも欠けるデメリットがあります。

見た目は魅力的でも、使い続けることで劣化してしまい後悔することもあるため、天板やシンクの材質は掃除の頻度やお手入れ性を考慮して選ぶことが重要です。

こちらの記事では、人造大理石の特徴や費用を解説しています。

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ゴミ箱の位置を考慮していなかった

ゴミ箱の位置は調理をする上で重要で、リフォームを進める際にゴミ箱置き場を考慮せずにいると、後からゴミ箱を置くスペースを確保する必要が生じることがあります。

ゴミ箱を設置することで家事動線が邪魔になることもあるため、設計段階からゴミ箱の置き場所を考慮することが重要です。

適切なスペースを確保することで、キッチンから遠い場所にゴミ箱を置くことを避け、無駄の多い家事動線を防ぐことができます。

キッチンリフォームを失敗しないためには

ここでは、キッチンリフォームを失敗しないためのポイントをいくつか解説していきます。

リフォーム前にあらかじめ優先順位を決める

キッチンリフォームをする際には、理想のキッチンをイメージしながら、価格、機能性、収納スペースなどのポイントを洗い出し、優先順位を決めることが重要です。

誰もが理想のキッチンを叶えたいと思うでしょうが、予算やスペースの制約から、すべてを叶えることは難しいこともあります。そうした場合、何を優先し、何を妥協するのかをあらかじめ決めておくことで、満足できる範囲内でキッチンを手に入れることができます

現在のキッチンに不満や不便を感じている点を整理すると、リフォームの優先順位を決定しやすくなります。デザイン性、機能性、価格など、優先順位を考えておくことは、キッチンリフォームの成功に繋がる重要な要素です。

キッチンの動線を考えてリフォームする

キッチンを使いやすくするためには、動線のレイアウトに注目することが大切です。

キッチンの動線は、ワークトライアングルの考え方を参考にします。ワークトライアングルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んだ三角形のことで、これらのポイントの距離を考慮してレイアウトを決定します。

具体的には、シンクから冷蔵庫までの距離が1200~1800mm、冷蔵庫からコンロまでの距離が1200~2700mm、コンロからシンクまでの距離が1200~2100mmとすると、使いやすい配置とされています。

また、キッチンの通路の幅も重要で、900~1200mmあれば移動がしやすく、2人以上で作業する場合は1000mm以上の幅があると圧迫感なく使えます。

キッチンリフォームをする際には、これらの要素を考慮した上で打ち合わせを行い、動きやすくて狭さを感じないキッチンのレイアウトを実現しましょう。

こちらの記事では、ワークトライアングルについてやおすすめのレイアウトなどを解説しています。

使いやすいキッチンのレイアウトとは?ワークトライアングルやキッチンスタイルも紹介

機能の必要性を考慮する

キッチンに新しい設備を導入する際には、その必要性を慎重に検討することが重要です。

キッチンリフォームでは、食器洗い乾燥機や追加の収納スペースなど、新しい機能の設置を希望する方が多くいますが、実際にはその機能が本当に必要なのかを考慮することが大切です。

家族構成や人数、使用頻度などを考慮して、設置を検討している機能が本当に使われる必要があるかどうかを判断しましょう。

無駄な費用をかけて必要のない設備を導入してしまうことを避けるためにも、慎重な検討が必要です。

施工実績が多い業者を選ぶ

キッチンリフォームを成功させるための重要なポイントの一つは、適切な業者を選ぶことです。

キッチンリフォームや水まわりリフォームを専門とする業者は、豊富な実績を持ち、さまざまなケースに対応できる能力を持っています。

彼らは失敗しやすい箇所や注意すべきポイントを把握しているため、それぞれのご家庭に合ったリフォームを提案してくれるでしょう。

キッチンのリフォームをするなら、明朗価格な住宅設備協同組合にお任せください。

リフォーム事業を中心に住宅設備関連事業を行っており、住宅設備のリフォームに特化した協同組合として事業活動をしております。キッチンのリフォームだけでなく、トイレや洗面台、ユニットバスのリフォーム・取付けなども行っており、施工後のアフターサービスも充実しています。

キッチンの種類


システムキッチンは、一般的に「対面キッチン(オープンキッチン)」と「壁付キッチン(クローズキッチン)」の2つに分かれますが、最近のトレンドは「対面キッチン」です。

ここでは、対面キッチンの種類を特徴と合わせてそれぞれご紹介します。

I型キッチン

I型キッチンは、コンロからシンクまでが一直線に並んでいるキッチンの形式で、一般的な住宅で最もよく使用される対面キッチンの形式です。

主なメリットは、キッチンの手元を隠し、カウンターを設置することでセミオープンキッチンとなり、キッチン周辺の生活感を隠せる点です。

また、ダイニングに座っている人とも問題なく会話できるため、対面キッチンとしての機能も果たせます。

しかし、複数人で料理をする場合には動線が重なり、動きにくくなるという欠点もあります。

L型キッチン

L型キッチンは、キッチンをL字型に曲げてシンクとコンロを直角に配置したキッチンの形式です。

大きなスペースを占めるため存在感があり、作業スペースがとりやすく、移動が楽な特徴があります。

しかし、コーナー部分があるため、収納スペースが使いにくく、デッドスペースになるというデメリットもあります。

料理を効率的に行いたい人にはおすすめのキッチンです。

こちらでは、L型キッチンの費用や特徴を詳しく解説しています。

L型キッチンとは?費用は?収納スペースの数は?

アイランドキッチン

アイランドキッチンは、キッチンと壁が接しない島のような形状のキッチンで、オープンキッチンの一種です。

開放感があり、人とのコミュニケーションに最適で、キッチン周りも動きやすく、料理を短距離で運べます。

ただし、設置には広いスペースが必要で、手元が丸見えになるため、いつも綺麗に保つ必要があります

アイランドキッチンはおしゃれですが、維持が重要です。

こちらの記事では、アイランドキッチンのよくある失敗や工事費用についてご紹介しています。

アイランドキッチンの後悔とよくある失敗事例をリフォームのプロが解説

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンに似ていますが、片側が壁にくっついた対面キッチンです。

アイランドキッチンよりスペースを節約でき、コンロを壁側に設置できるため、換気扇の選択肢が増え、ニオイ拡散が軽減されます。

しかし、アイランドキッチンのような開放感はなく、ペニンシュラキッチンの周りを回ることはできません。

ペニンシュラキッチンはバリエーションが豊富で価格も抑えられるので、お洒落で存在感のあるキッチンを作りたい人におすすめです。

こちらでは、ペニンシュラキッチンの費用や工期、特徴などを詳しく解説しています。

ペニンシュラ型キッチンの注意点や費用、工期をリフォームのプロが解説

セパレートキッチン

セパレートキッチンとは、シンクとコンロを別々に配置したキッチンで、対面キッチンと壁付キッチンのメリットを組み合わせた形態です。

複数人で料理しやすく、広い作業スペースが確保できます。

また、壁に向かって料理することで集中して作業することができますが、注意が必要な点もあります。

例えば、シンクで洗った食材をお鍋に入れる際に水滴が落ちることや、熱いお鍋を運ぶ際に周りを注意しなければならないことが挙げられます。

キッチンリフォームの失敗例まとめ

実際にキッチンリフォーム後に後悔した方や失敗と感じたことがある方はたくさんいらっしゃいます。この記事では、よくある失敗をご紹介してきました。特に気をつけていただきたいのは、費用を抑え過ぎて思うようなキッチンにならないことや家事動線が悪くなってしまうことです。
あらかじめ計画を立ててリフォームを行い、長く快適に使えるキッチンにしましょう。