【意外と安い?】I型キッチンの費用や特徴が丸わかり

「キッチンスペースを出来るだけ抑えたい」「キッチンのリフォーム費用をあまり出せない」などと感じている方には、I型のキッチンをおすすめします。
I型キッチンとは、壁に沿って配置されるコンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンのスタイルを指します。

今回は、I型キッチンの特徴や費用、4種類のレイアウトについてを徹底解説します。

この記事の著者

住宅設備協同組合

東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。

I型キッチンの特徴や費用

ここでは、I型キッチンの特徴や費用を詳しく解説していきます。

I型キッチンとは

I型キッチンは、壁に沿って一列にコンロ、シンク、調理台が配置されるキッチンのスタイルです。

この配置は、狭いスペースでも効率的に使うことができるため、多くの賃貸住宅や小規模な住居で採用されています。

I型キッチンのリフォームにかかる費用

I型キッチンのリフォーム費用は、キッチンの位置変更の有無によって幅広く変動します。

一般的な見積もりでは、50~150万円程度の範囲を考慮することが良いでしょう。

もし壁付けから対面式などへのリフォームでの位置の変更などが必要な場合には、100万円を超える費用が発生することもあります。

こちらの記事では、キッチンの交換リフォームの費用や施工事例、実際の見積もりなどを分かりやすく解説しています。

【2024年8月】キッチン交換リフォーム費用を部位別解説

I型キッチンのレイアウト

I型キッチンには、「壁付け型」「対面型」「ペニンシュラ型」「アイランド型」の4種類があります。

ここでは、I型キッチンのレイアウトの特徴をご紹介していきます。

壁付け型キッチン

壁付け型キッチンは、I型キッチンの中で最も一般的なデザインです。ダイニングテーブルを背にした配置であり、狭いキッチンスペースでも設置が可能です。

意図的にI型キッチンを壁際に配置することで、スペースを確保し、ダイニングやリビングエリアを広く取ることができるのもメリットです。キッチン側は壁に向かって配置されており、作業に集中しやすい特徴もあります。

対面型キッチン

対面型キッチンは、ダイニングエリアを向いて配置されているため、家族や友人とのコミュニケーションが円滑に行えるレイアウトとなっています。

対面型キッチンでは、ダイニング側との間にカウンターを設けて、おしゃれなカウンターキッチンにすることも可能です。カウンター上で軽食を楽しんだり、インテリアをディスプレイして雰囲気を演出したりするなど、多彩な使い方ができるのも特徴の一つです。

ペニンシュラ型キッチン

ペニンシュラ型キッチンは、ダイニングエリアを向いたキッチンで、対面式のような仕切り壁がない配置です。意図的にキッチンをオープンにしているため、空間全体を一望することができます。

ペニンシュラタイプのキッチンは内部が透けて見えるため、清潔さを保つことが重要です。そのため、他のキッチンに比べて維持管理に注意が必要です。

アイランド型キッチン

アイランド型キッチンは、キャビネットが四方から壁から離れて独立し、キッチンの中央に配置されたスタイルです。

外観が海に浮かぶ島のように見えることから、「アイランド型」と称されています。調理のフローを効率的にし、料理の提供もスムーズに行えるため、大勢の人で調理や作業することに適しています

I型キッチンのメリットデメリット

ここでは、I型キッチンのメリットデメリットをそれぞれご紹介していきます。

メリット①:動線が良く使いやすい

I型キッチンは、コンロとシンク・調理スペースが横に一列に配置されているため、キッチン内の移動がスムーズで利便性の高い構造です。

そのシンプルさから、手の届く範囲で料理を完了できるため、使い勝手は非常に優れていると言えます。

【2024年版】キッチンのサイズ・寸法のおすすめは間口255cm

こちらの記事では、キッチンのサイズ選びについてを詳しく解説しています。

メリット②:限られたスペースに設置がしやすい

I型キッチンは、広々としたスペースを必要とせず、限られた場所でも設置可能です。

特に、壁に沿って配置される壁付型は、調理スペースさえ確保できればキッチンとして機能するため、多くの賃貸住宅や一般の家庭で選ばれています。

メリット③:価格がリーズナブルである

他のキッチンレイアウトと比較すると、I型キッチンは一般的に手ごろな価格帯が多い傾向があります。

複雑な形状を持たないため、キッチンの材料費や加工費を抑えることができるからです。

デメリット①:横に広すぎると作業動線が悪くなる

冷蔵庫の大きさ・サイズ・寸法・消費電力の比較表

I型キッチンはスペースを節約しながら使い勝手を最大限に活かすことができますが、横に広すぎると作業の動線が過長になる可能性があります

キッチン内で最適な距離は以下の通りです。

  • コンロからシンクまでの距離:120㎝~180㎝
  • コンロから冷蔵庫までの距離:120㎝~270㎝
  • シンクから冷蔵庫までの距離:120㎝~210㎝

こちらのサイトでは、主要10社最新の全機種を比較することができます。冷蔵庫の導入前にサイズを検討して、キッチンのサイズにあった適切な冷蔵庫を選びましょう。

デメリット②:狭い間取りだと使いづらくなってしまう

I型キッチンは限られたスペースでも設置可能であるが、もし間取りが160㎝以下だと、作業スペースが狭くなり、利用が難しくなることがあります。

I型キッチンへの改装を検討する場合は、作業スペースを確保するために、ある程度広めの間取りを選ぶことが重要です。

I型キッチンリフォームまとめ

I型キッチンは、コンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンで、「壁付け型」「対面型」「ペニンシュラ型」「アイランド型」の4種類のレイアウトがあります。限られたスペースしかなく、使いやすいキッチンを求めている方には、非常におすすめのキッチンタイプです。
施工経験が豊富な業者に相談し、費用や工期などご希望に合ったプランを提案してもらうとよいでしょう。
使いやすく便利なキッチンを実現するために、I型キッチンにリフォームしましょう。