「高級感あふれるお風呂にしたい」「大理石の浴槽は大体いくらかかる?」「傷がつきやすいって本当?」などと考えている方はいますか?
ユニットバスの浴槽は一般的にFRPが一般的ですが、リフォームの際に人工大理石の浴槽に交換するケースも増えています。
今回は、人工(人造)大理石の素材の特徴や浴槽の価格、メリットデメリットなどを徹底解説します。
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東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
人工(人造)大理石のお風呂のリフォーム費用
人工(人造)大理石の浴槽本体の価格は、約80万円前後が一般的な相場です。
ただし、人工大理石の種類によって価格が異なるため、具体的な価格は各メーカーのカタログやリフォーム会社からの見積もりで確認することがおすすめです。
また、浴室全体をリフォームする場合、浴槽本体の価格以外にも解体工事や電気工事などの追加工事費用が発生します。伝統的なタイル張りの既存浴室をリフォームする場合、撤去費用などもかかることがあり、ユニットバスのリフォームに比べて費用が高くなる傾向があることにも留意してください。
こちらの記事では、お風呂のリフォームを誰でも分かるように、より詳しく解説しています。
【2024】お風呂のリフォーム費用は?浴室乾燥機・ドアは意外と安い人工(人造)大理石の素材の特徴
「人工(人造)大理石」は一般的に「人大」と略されますが、住宅設備メーカーやリフォーム会社において、ほぼ同じ特性を持つ素材として扱われています。しかし、厳密には「人工大理石」と「人造大理石」は異なる素材であることを知っておきましょう。
ここでは、人工(人造)大理石のお風呂について解説します。
人工大理石と人造大理石の違い
「人造大理石」とは、天然の大理石を粉砕して樹脂やセメントと混ぜた素材で、「テラゾー」とも呼ばれ、エクステリアや壁・床材などで使われています。性質は樹脂で固めた「レジンテラゾー」とセメントで固めた「セメントテラゾー」で異なり、使用する石によって色合いが変わります。
一方、「人工大理石」は、合成樹脂を主成分にした素材で、天然の大理石は含まれていません。価格がリーズナブルで、耐水性があり、加工が容易で多彩な色が利用可能であるため、水まわりの建材で主流となっています。両素材は浴槽やキッチンのシンクなどで一般的に使用されています。
人工大理石の種類
人工大理石は、アクリル系とポリエステル系の2つの主要な素材に分かれます。これらの素材には異なる特徴と価格がありますので、選ぶ際にはそれぞれの違いを理解しておくことが重要です。
アクリル系の人工大理石は、滑らかな光沢の表面を持ち、高い耐久性と耐熱性を備えています。表面が硬く、衝撃にも強く、変色や変形にも耐えることができます。
一方、ポリエステル系の人工大理石は、複数の素材を組み合わせて作られ、比較的低価格な素材です。ただし、熱や紫外線には弱い性質があります。
FRP浴槽と人工大理石浴槽の違い
「FRP浴槽」は「人工(人造)大理石浴槽」と比較して価格が低い一方、汚れや傷がつきやすいという面があります。
「人工(人造)大理石浴槽」は価格が高くなりますが、中性洗剤とスポンジで簡単に汚れを取り除け、メンテナンスが容易です。また、天然大理石のような風合いと多彩な色合いが魅力です。
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人工(人造)大理石のお風呂のメリットデメリット
ここでは、人工(人造)大理石のお風呂のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
メリット①:高級感あふれる浴槽になる
ショールームなどでFRP浴槽と比較すると、多くの人が人工大理石の美しさに感銘を受けています。質感や高級感の面で、人工大理石が優れていると言えるでしょう。
メリット②:傷がつきにくく掃除や手入れが容易になる
表面が非常に硬い人工大理石浴槽は、柔らかいFRP素材と比較して、傷や汚れがつきにくいという利点があります。掃除が楽になるという理由から、浴室リフォームの際に人工大理石を選ぶことが増えています。
ただし、ポリエステル系の人工大理石は、アクリル系と比較して研磨剤や溶剤に対して弱いため、掃除の際には注意が必要です。研磨剤やタワシを使いすぎると、見えない微細な傷が表面にでき、逆に汚れが付きやすくなることがあるので、ご注意ください。
デメリット①:追い焚き機能を後付けできないケースが多い
人工大理石は表面が硬いため、通常の穴開け工事が難しいため、後から「追い焚き機能」を追加するのが難しいことがよくあります。
追い焚き機能の必要性について悩んでいる場合、浴槽の設置時に施工会社と相談し、事前に追い焚き機能に適した浴槽を選ぶことを検討することがおすすめです。たとえば、表面が柔らかいFRP浴槽の場合、後から追い焚き機能を追加することが比較的容易です。
ただし、追い焚き機能を備えたお風呂にする場合、浴槽だけでなく、対応する給湯器も設置する必要があることに留意してください。
こちらの記事では、追い焚き機能の後付け費用やリフォーム時の注意点などを解説しています。
浴室の追い焚き機能の費用は?後付けはできる?デメリット②:一般的な浴槽と比べて費用が高くなる
新築時や浴室全体のリフォームでは、ユニットバスの素材を選ぶことが一般的です。人工大理石を選ぶ場合、FRPと比べて5〜12万円ほど高くなることがあります。予算内であれば問題ありませんが、費用を節約したい場合には注意が必要です。
ただし、メーカーによっては、他社のFRPと同等の価格で人工大理石浴槽を提供することもあります。人工大理石の性能や特徴はメーカーによって異なるため、リフォーム費用と優先事項(掃除のしやすさ、デザイン性、床材など)を考慮して選択する必要があります。
価格を重視する場合、リフォーム会社に相談して、予算内で適切な製品を提案してもらうのが良いでしょう。
人工(人造)大理石のお風呂のリフォームまとめ
大理石の浴槽のお風呂は、高級感があり傷がつきづらく、お手入れや掃除が簡単になります。しかし、人気のあるFRP素材の浴槽に比べて、費用が高くなる傾向があります。また、人工大理石にも種類があるため、ご自身・ご自宅の浴室にあったものを選びましょう。
施工経験が豊富な業者に相談し、詳しい費用の内訳や工事期間などのご希望に合ったプランを提案してもらうことをおすすめします。
長く使えて高級感のある人工(人造)大理石のお風呂にリフォームしましょう。人工(人造)大理石のリフォームは住宅設備協同組合にお任せください