「お風呂が寒い」「床が冷たすぎる」「窓からの冷気に困っている」などと、お風呂の寒さについて悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
お風呂が寒冷な状態に保たれていると、急激な温度変化によって血圧が急上昇する「ヒートショック」などの健康リスクが高まる可能性があります。
今回は、お風呂の寒さ対策や寒さの原因、断熱リフォームにかかる費用を徹底解説します。
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住宅設備協同組合
東京、神奈川、大阪、兵庫エリアで年間1000件以上の実績を誇る住宅設備協同組合。神奈川県許認可法人(神奈川県指令企支第3453号)、大阪府許認可法人(大阪府指令経支第1061-28号)。リフォームの専門家として、水回り(キッチン、浴室、トイレ)、和室工事、外壁、屋根まで広く深くをモットーにリフォームに関するお役立ち情報を発信。
お風呂の寒さ対策にかかる費用
窓を断熱ガラスに交換する際の費用
窓ガラスを取り替えるだけなので、6万円程度から、施工期間は約半日と安い・手軽なリフォームができます。
元々隙間風などがある場合は根本的な解決にならないので、その場合は窓ごと交換が必要です。
大きなリフォームはせず、必要な機能だけ追加したい人にはガラス交換がおすすめです。
ユニットバスに床暖房を設置する際の費用
ユニットバスに床暖房を取り付ける際は、リフォーム時のオプションとして追加されます。
費用の目安として、ユニットバス本体の価格に約10〜15万円程度がプラスされることがよくあります。
ただし、床暖房の運転に必要な電気代などは別途支払う必要があります。
在来浴室に床暖房を設置する際の費用
在来工法の浴室に床暖房をリフォームで取り付ける場合、おおよその費用は15〜25万円ほどです。
この費用には、既存の浴室床を撤去し、床暖房を設置するための工事費用が含まれています。ただし、具体的な費用は浴室床下の状況や選択した床暖房の熱源によって異なることがあります。
お風呂の寒さ対策6選
ここでは、お風呂の寒さ対策を詳しくご紹介します。
シャワーをあらかじめ出しておく
シャワーのお湯が出るまでの待ち時間は、辛いですよね。お風呂に入る前に、快適に暖まるためにシャワーを浴室内にかけてみましょう。
これにより、浴室を暖めるだけでなく、浴室に入った瞬間から温かいシャワーを楽しむことができます。特にタイル張りの浴室では、足元の冷え対策にもなります。
浴室を暖めることと同時に、シャワーで身体を温めることができるのでおすすめです。
窓の断熱性を上げる
浴室に窓がある場合、窓の断熱性を上げましょう。
手軽に窓の断熱を行う方法として、窓に断熱シートやプチプチを貼ることがおすすめです。見た目を気にしないのであれば、窓にガムテープなどで簡単に貼り付けることができます。
浴室の窓をリフォームしたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
浴室の窓の費用や工期は?リフォーム時の注意点は?入浴中は換気扇を切る
入浴中に換気扇を稼働させている方は、換気扇をオフにしておくことをおすすめします。
換気扇を回し続けると、シャワーや湯気で温められた空気が急速に外部に排出されてしまいます。
特に賃貸の浴室は湿気がたまりやすく、カビの発生も懸念されます。そのため、入浴後は換気扇を回して浴室内の湿気をこまめに排出しましょう。
お風呂マットやすのこを敷く
浴室内にお風呂マットを敷くことで、床からの寒さを和らげることができます。昔ながらのお風呂には、木製のすのこが敷かれていることもあります。
最近では、湿気に強くてメンテナンスが簡単なプラスチック製のすのこや、柔らかくて快適なお風呂マットなどが市販されています。
賃貸のユニットバスに敷く場合は、軽量で収納しやすい折りたたみ式のお風呂マットを選ぶことがおすすめです。自分の好みやバスルームのスペースに合わせて選びましょう。
温めたタオルを肩にかける
手軽に寒さ対策をしたい人におすすめの方法は、お湯で温めたタオルを肩にかけながらシャワーを浴びることです。
これは、冬などの寒い時期にシャワーだけで身体を温めたいと考える人にとって便利な方法です。
肩や首の周りを温めることで血行が促進され、全身が温かく感じやすくなります。一度タオルが冷えてしまったら、再びシャワーで温めて繰り返しましょう。
お風呂上りには、タオルをしっかり絞って身体を拭くことで、洗濯物を増やすことなく快適に寒さ対策を行えます。
湯船にしっかりとつかる
一人暮らしの人の中には、水道代を節約するために冬でもシャワーで済ませている人がいるかもしれません。しかし、身体をしっかり温めるためには、湯船につかることが重要です。
実は、シャワーを使う際には、意識しないかもしれませんが水をかなり使っていることがあります。例えば、15~20分間シャワーを出しっぱなしにして使用すると、水道代はお風呂を沸かす際と同じくらいになることがあります。冬季は身体や髪を洗うときもシャワーを出しっぱなしにすることが多いため、シャワーの使用量もかなり増えます。
そのため、お風呂を沸かしてからゆっくりと身体を温め、浴槽のお湯で身体や髪を洗うことで、同じ水道代の範囲内で身体を十分に温めることができます。
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お風呂の寒さの原因
お風呂場で寒さ対策を考える前に、まずお風呂場がどうして寒く感じるのかを理解することが重要です。
ここでは、お風呂の寒さの原因をそれぞれご紹介していきます。
換気扇からの冷気
浴室には窓や換気扇が設置されており、特に換気扇は外部の冷気を取り込む要因となります。
入浴中に換気扇を運転させると、温かい室内の空気が失われ、代わりに外部の寒冷な空気が浴室に入り込むことがあります。特に、浴室のドアや窓の絶縁が悪い場合は、換気扇によって失われた温かさが外部からの寒さで一層感じられます。
したがって、入浴中は換気扇をオフにしておくことがおすすめです。
窓や扉からの冷気
浴室の窓は、室内外の熱の移動が頻繁に起こる場所です。窓の断熱性が低い場合、室内の温かい空気が窓から外部に逃げ、浴室が温まりにくくなります。
また、扉や窓の取り付けが不適切な場合、隙間風が浴室に侵入し、全体が寒くなることがあります。特に古い賃貸アパートを借りる際には、扉や窓の取り付け状態を事前に確認することが重要です。
冷たい床
お風呂の中で特に冷えやすいのは床周りです。部屋内で冷たい空気は下に沈む傾向があり、窓や換気扇からの冷気が足元にたまります(これをコールドドラフト現象と呼びます)。
また、浴室の床は保温効果が低く、ひんやりとした素材が多いため、床が冷たく感じやすいのです。特に築年数の経った賃貸住宅では、タイルで仕上げられた床が一般的で、保温性が低く冷たさを感じやすいです。足元が冷えると血液の循環が悪くなり、全身が冷えやすくなります。そのため、入浴前に床を温めるための工夫が重要です。
お風呂のリフォームの詳しい情報や実際の施工事例を見たい方は、こちらで誰でも分かりやすく解説しています。
【2024】お風呂のリフォーム費用は?浴室乾燥機・ドアは意外と安いお風呂の寒さ対策や原因まとめ
浴室内が寒い原因は、外気からの冷気がほとんどの原因です。そのような原因の場合は、リフォームをすることで対策できます。また、換気扇を切ったり、お風呂マットやすのこを敷いたり、湯船に全身しっかり浸かるなど簡単な解決策もあります。
断熱リフォームをする際には、お風呂の施工経験が豊富な業者に相談し、ご希望に合うプランを提案してもらい、理想的で快適に暮らせるお風呂を実現しましょう。